この記事のポイント
- 01
軟骨には採取できる量や形、支えとしての使いやすさに違いがあります。
- 02
以前の手術で使った軟骨の有無が、次の選択肢に関わります。
- 03
肋軟骨を使えばよいという一律の答えはありません。
「再手術だから肋軟骨が必要ですか?」鼻の相談でよく出る問いです。軟骨は高さをつくるためだけでなく、鼻先の形や鼻の通り道を支えるためにも使われます。ただし、必要な量と部位が違えば適した素材も変わります。
先生の答え
どの軟骨が絶対的に優れているということはなく、必要な支えの強さと手術の目的に合わせて選びます。
「軟骨はそれぞれ性質が違うため、どれかが絶対的に優れているとは考えていません。(中略)私は、軟骨の種類よりも、その軟骨をどこに、どのような構造で使うかのほうが大切だと考えています。」(ユ・ゴンウン院長)
鼻中隔軟骨:鼻の内部から採る
鼻中隔は鼻の中央にある仕切りです。ユ院長によると、鼻中隔軟骨は鼻の内側から採取でき、比較的しっかりしているため、支えの構造をつくるのに役立ちます。ただし、以前の手術ですでに使われていたり、残っている量が足りなかったりすることがあります。鼻の支持と呼吸機能への影響も確認が必要です。
耳介軟骨:カーブを生かせる場合も
耳の軟骨は、カーブのある形と柔軟性が長所で、鼻先の輪郭を整えたり、軟部組織を補ったりするのに向いています。ただし、強い支えが必要な場合には限界があります。採取した耳に傷跡や左右差、痛みが残る可能性についても確認しましょう。
肋軟骨:量を確保しやすいが採取負担も
自家肋軟骨は十分な量を確保しやすく、強い支えの構造をつくるのに向いているため、複雑な再手術や構造の再建で役立ちます。ただし、胸の採取部の傷あとや痛み、まれに起こる合併症、軟骨の反りなども考える必要があります。状態によっては、肋軟骨以外の方法が選ばれることもあります。
軟骨だけでは決まらないこと
仕上がりは軟骨の種類だけでなく、皮膚と瘢痕の状態にも左右されます。皮膚が十分に伸びない場合は、鼻先を望むほど高く・長くするのにも限界があります。
「特に皮膚が厚かったり瘢痕が強かったりすると、鼻先をどれだけ繊細につくっても、その形が皮膚の表面に十分に表れないことがあります。反対に皮膚が薄すぎると、小さな軟骨の輪郭も見えてしまうことがあります。」(ユ・ゴンウン院長)
この記事の監修について
監修:ユ・ゴンウン院長(オニックス形成外科)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | ユ・ゴンウン 院長(Kunwoon Yoo) |
| クリニック | オニックス形成外科(ソウル・江南駅エリア)代表院長 |
| 専門 | 形成外科専門医 / 鼻整形・難易度の高い鼻の再手術 |
| 経歴 | 鼻整形5,500件以上の経験(院長提供)/前職:DA形成外科、ルホ形成外科、トップクラス形成外科 |
| 所属学会 | 大韓形成外科学会 正会員/大韓形成外科医師会 正会員/大韓美容形成外科学会 正会員 |
院長のひとこと
「鼻の美しさは、単なる高さや形ではなく、その方のお顔に合ったバランスと、安定した構造から始まると考えています。」
※本記事の院長コメントは、ユ・ゴンウン院長の書面回答(2026年11月)をもとに編集部が日本語に訳したものです。
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この記事に関するQ&A
肋軟骨を使うほど仕上がりがよくなりますか?
素材だけで結果は決まりません。必要な支え、皮膚、瘢痕、呼吸機能との関係を合わせて考えます。
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写真やオンライン相談で分かるのは、おおよその方向性までです。最終的な手術方法や使用する素材は、来院後の検査と対面での確認を経て医師が決めます。
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リスク・副作用について
主なリスク・副作用:移植軟骨の吸収・変形、感染、左右差、再手術に加え、採取部の痛み・瘢痕・変形が生じる可能性があります。肋軟骨採取には胸部に特有の合併症もあるため、具体的な説明が必要です。効果・経過には個人差があります。
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